多摩市の訪問看護の現状
現在、多摩市には17か所の訪問看護ステーションがあります。複数ヵ所経営している大手の訪問看護ステーションと1ヵ所で行っている訪問看護ステーションがありますが、複数ヵ所経営しているところは訪問看護のみならず往診も行うなど、自宅で療養されている方を手厚くケアしているところもあります。しかし、往診は医師が行うものでその分報酬が高くなっているため、あまり往診に頼りすぎると利用者の負担が増してしまいます。
そもそも介護保険の財源は、50%は被保険者が支払う介護保険料 でまかなわれており、25%は国が負担し、残りの25%は都道府県と市区町村で折半する仕組みとなっています。このため、利用者の負担が増すようなケアプランは、すなわち市の財政を圧迫するということにも繋がります。必要なケアは当然行わなければなりませんが、過剰なケアは利用者の経済状況のみならず市の財政を圧迫するということを理解してケアプランを立てる必要があり、行政もそれを監視し時に指導をしなければならないといえます。
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